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第15回 ベラクルス州日本語弁論大会

2019年3月30日(土)ベラクルス州ハラパ市ベラクルス州立大学人文学部大講堂において、第15回ベラクルス州日本語弁論大会が行われました。


結果


A部門(対象者:1~2学期の学習者)
テーマ:自己紹介、家族紹介、住んでいる所、好きな食べ物、自分の家、趣味などについて
弁論の長さ:1分以内
第1位:Ulises Robles Tirado
第2位:Hipólito de Jesús Torres Cobos
第3位:Mario Contreras Sánchez
努力賞:Isabel García Castellanos

 

入賞者のことば


A部門第1位 Ulises Robles, Tirado


弁論大会は楽しかったです。進行に不備があった部分があったけど、発表はどれも興味深かったです。普段はあまり社交的じゃないのですが、いろんな人に知り合って話をすることができました。特に他の国の人の前で発表するのはわくわくしました。大会を準備する人たちの情熱と努力が表れていました。   次の機会があることを楽しみにしています。
 

B部門(対象者:N5レベル程度の学習者)
テーマ:自由
弁論の長さ:3~4分
第1位:Andrea Andrade Luna
第2位:María Fernanda Maldonado
第3位:Mauro Aldahir Sánchez Jiménez
努力賞:Victoria Ortega Sánchez.

 

入賞者のことば


B部門第3位Mauro Aldahir Sánchez Jiménez


以前は多くの人の前で話すのが怖かったのですが、日本語弁論大会に出場することによって、それを克服することができました。まず、テーマを選び,     日本語で書き、弁論大会にふさわしい発表となるように練習しました。これをこの短期間で行うのは難しかったです。でも、先生が、私が考えたテーマを形にするのを手伝ってくれ、発音の練習もいっしょにしました。


この弁論大会は大変いい経験になりました。仲間が同じように努力して発表を行うのを見て、とてもうれしかったです。家族も私が日本語で発表するのを 見て喜んでいました。すばらしい弁論大会だったと思います。ぜひまた参加したいです。
 

弁論指導・大会運営の感想


ESTEFANÍA ACOSTA先生

ベラクルス州立大学言語センターハラパ校


第15回ベラクルス州弁論大会は大成功でした。教師はこの大会運営に参加してくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。私達ベラクルス州の教師は、学生たちひとりひとりが何かに挑戦し、日本語学習の意欲を高めていってほしいと思っています。そのためにも、今後とも、国際交流基金メキシコセンターとメキシコ日本語教師会のご支援を受けて、この弁論大会を続けていけることを願っています。また、私達の生徒達だけではなく、一般のみなさんにも日本語学習について知ってもらえるような活動を模索していきたいと考えています。


ベラクルス州の教師数はそんなに多くありませんが、もっと多くのメキシコ人に、私達といっしょにいろんなことを経験しながら日本語を知り学んでいってもらうことができたら幸せです。教師にとって一番の喜びは、自分の生徒たちがよりよい弁論発表のために、多くの時間練習を重ねて、最後に満足した姿を見ることです。そのとき同時に「この生徒たちが楽しく学び続けてくれるように私はもっといい教師にならなければ。」と思わされます。
 

実際、生徒たちはこの短期間で大きく成長しました。日本語で話すことを怖がらなくなったし、会話試験の成績も上がりました。また、同じ挑戦をしたことによって、クラス内の友情も深まり、もっと大きい弁論大会に出てみたいという夢も生まれています。

ベラクルス州弁論大会が、州だけでなくメキシコ国内の日本語学習の発展に寄与できたらと願っております。

今年15回目を迎えたベラクルス州弁論大会 では、記念大会として第1回からの立ち上げメンバーの先生方が一同に会し、これまでの歩みを振り返りました。 これまで学習者として参加し、その優勝者や協力者がその後も日本語に携わり、新しく日本語教師となって中心となって運営するに至っているのは、世代の違う先生方の間に強い信頼関係があるからだと思われます。若い教師のみなさんが 自由に楽しく活躍できる土壌を作っている良い例として、メキシコ日本語教師会としてもぜひ見習っていきたい ものです。

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